30代会社員・藤子の行った、買った、考えた!

妻子あり、藤子不二雄作品が大好きな30代サラリーマンの日常をちょっと豊かにするブログです。

グレイテスト・ショーマン鑑賞。最高のショウマンに楽しく騙されろ!サントラも全曲レビュー


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source:映画『グレイテスト・ショーマン』オフィシャルサイト

会社の休みの日にグレイテスト・ショーマンを観てきました。なんか疲れたなー、精神的にぐったりしてるなーという心境だったので、ガツっと元気になれそうな映画をチョイスした次第です。ドラえもんと迷ったのだけど、春休みの平日お昼だが子供もたくさん入っているようで、彼らのエネルギーに圧倒されそうだったので今回はコチラに。いやあ、よかったよかった。ええやん!!

 映画の見方は自由でいいと思うし、共感するもしないも絶賛するもしないも当然自由だ。音楽最高、脚本いまいちという評判だけど、僕はこの作品に「楽しく騙された」ので超ゴキゲンです。作中にバーナムが言ってた「楽しく騙す」とはこのことだなーと思ったり。

「楽しく騙された」素晴らしいミュージカル映画

あらすじの確認とか予習は全然しませんでした。CMの予告編で雰囲気を見ただけです。

あらすじ

主人公のP.T.バーナムは<ショービジネス>の概念を生み出した男。誰もが“オンリーワンになれる場所”をエンターテインメントの世界に作り出し、人々の人生を勇気と希望で照らした実在の人物だ。そんなバーナムを支えたのは、どんな時も彼の味方であり続けた幼なじみの妻チャリティ。彼女の愛を心の糧に、仲間たちの友情を原動力に、バーナムはショーの成功に向かって、ひたむきに歩む。

source:グレイテスト・ショーマン || TOHOシネマズ

↑こちら、あらすじとしては確かにそうなんだけど、見せ方としてはかなり「A面」ですね(笑)B面としては、P・T・バーナムのあくなき上昇志向により後回しにされるサーカスメンバー(マイノリティ・フリークス)の面々の心情の掘り下げがあんまりないとか、バーナムのある種のカリスマ性に対する「説得力のなさ」とかが目立ちます。

まあ僕は出されたものを美味しく味わえる性分なのか、ピリピリと不快に気になるといったことなく、ことのほか楽しく鑑賞した次第です。そういうヌケたところを補ってなおあまりある楽曲のすばらしさ!演出のカッコよさ!これですよ。

「マイノリティ×歌×才能×主人公のサクセス・ストーリー」という式にしてしまえばそんな感じですが、色んな味付けがあって、上質の幕の内弁当を食べた気分です。

 105分と最近の派手目なハリウッド映画にしてはちょっと短めなこの作品、もう少し長くこの世界にいたいなー、ショウを見続けたいなあと思わせてくれるムービーでした。

 This is meのこの練習風景動画は凄い。これだけで泣いてしまいそうだ。ヒュー・ジャックマンの手を握るシーンは格別。


ヒュー・ジャックマンも感涙!映画『グレイテスト・ショーマン』「This Is Me」ワークショップセッションの様子

「ヘアスプレー」にもにも出ていたザック・エフロンの熱演も光る

マイノリティ×歌というカテゴリでいうと、かつて「ヘアスプレー」という映画があった。この映画も僕は大好きなのですが、この作品でヒーロー的役柄だったリンク・マーキンを演じたザック・エフロンがこのグレイテスト・ショーマンで非常にイイ役で出ているではないですか。

ヘアスプレーは妻と結婚する前に観に行ったのですが、あれからもう9年も経ったのか。主演女優のニッキー・ブロンスキーはその後あまり作品に恵まれていないようですが、ザック・エフロンは順調にキャリアを積んでいってますねえ。

ヘアスプレー [DVD]

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サウンドトラックは延々聴いていたい!全曲レビュー

サウンドトラックも延々聴いてしまいそうだよ。ヒュー・ジャックマンの声質はけっこう好きかも。もう全曲、簡単にレビューしちゃいますよ。

グレイテスト・ショーマン(サウンドトラック)

グレイテスト・ショーマン(サウンドトラック)

 

The Greatest Show

冒頭オープニングでガッツリとハートをつかまれる。グレートじゃないですからね。グレイテストですからね。これから始まる物語がグレイテストであることを示しながらのド派手な幕開け。

A Million Dreams
A Million Dreams (Reprise)

この2曲はP・Tバーナムと妻チャリティ・バーナムが歌っているのですが、2人の過ごした時間やこれからの未来について暖かく、深い愛を感じる。月が美しいシーンと相まって幻想的な雰囲気。途中で声が変わって大人バーナムになるのですが、その切り替わりのシーンがすごくいいんですよ。

Come Alive

ショウビジネスを始めるぞ!というバーナムの決意、夢、希望がギュっと詰まった曲。集めた仲間たち、舞台は整った!さあやるぞ!的な気合を感じます。ちょっとマイケル・ジャクソンのダンスナンバーっぽい感じの曲。

The Other Side

バーナムがフィリップをパートナーにしたいと「口説く」ときに流れる曲。リズムとスピード感がめっちゃカッコイイんですよね。2人が交互に交渉するテイで歌われていくのですが、酒場のバーテンも巻き込んでノリノリでテンポがいい。人が人を魅了するとき、魅了されるときはかくありたいと感じるような曲だった。バーナムが話す言葉の熱量、温度がフィリップを魅了するのだが、そのプレゼンの引き込まれ感はスティーブ・ジョブズを彷彿とさせる。

Never Enough

ジェニー・リンドの圧倒的歌唱力に酔いしれる。求めても求めても十分ではない、限りない欲望。オペラ歌手なのにポップス的な歌という批評がよく見られたが、まあ、いいんじゃないでしょうか。なんとなく歌詞にはあまり共感しないけれども、きれいな声でパワーがある声量で圧倒。ネバイナーフ!

This Is Me

ゴールデングローブ賞を受賞した曲。フリークスと呼ばれたマイノリティが自らを肯定する。歌詞もレティ・ルッツの歌唱力も素晴らしい。この曲とThe Greatest Showが多分人気なんじゃないかなと思う。上で紹介した動画もこの曲ですね。

Rewrite the Stars

フィリップとアンの2人が歌う恋の歌。この曲は映画のシーンがすごく映えている。空中ブランコのロープを使って演出しながら「2人の身分の違い」「同じ高さに立てない」「でも愛している」という心情を歌い上げている。この2人もまた歌唱力は折り紙付きだろう。アンを演じるゼンデイヤは歌手でもあるので当然だけど、若くてすごいなーと思いました。

Tightrope

バーナムの妻、チャリティ・バーナムが選んだ「P・T・バーナムを愛するという人生」。それは自ら選び取った人生ではあるけれども、だからといって今の環境が「最高に臨んだ状態」なのかというと、必ずしもそうではないという一面もあった。美しさとはかなさと希望が詰まった曲。愛する夫と娘、娘の成長を見られればそれでよいのだというチャリティに対し、どこまでも上昇志向のP・T・バーナム。

Never Enough (Reprise)

もう1回ネバイナーフ!リンドのこの曲は映画の中でも2回流れていて、1回目のときの「成功・栄誉」のイメージと対極的な2回目の「別離」感がすさまじい。リンドのバーナムに対する感情が募る流れはあんまり説得力を感じなかったのだけど、まあそういうこともあるかな的に受け止めたが、「女の感情ってスゴイな」ということを再認識させられるのであった。

From Now On

すべてを失ったバーナムが、サーカスのメンバーに鼓舞され、もう1回自分の家族を取り戻そうとするため再起動するときに流れる曲。バーナムは一生懸命、誰のために頑張ってきたのか。戦ってきたのか。それは彼の愛する家族のためなのだった。酒場でメンバーが縦横無尽に踊る演出も最高やで。

映画はこの曲のあと、冒頭のシーンに戻り最後にバーナムはフィリップにショーマンの象徴たるステッキをフィリップに渡して後継者とするのですが(バーナムは家族と時を過ごすことにしたため)、ステッキを受け取ったフィリップの躍動感、主役感もハンパなかったです。

いやあ、ここまで書いたら、IMAXでもう1回観たくなっちゃったなあ!

The Greatest Showman (Original Motion Picture Soundtrack)

The Greatest Showman (Original Motion Picture Soundtrack)

  • Various Artists
  • サウンドトラック
  • ¥1600

 iTunesにもありますね。データ配信なのでこちらのほうがCDよりもお安い模様。

バーナムの書いた本「富を築く技術」もあるよ

P.T.バーナムの本がAmazonで売ってて、kindleアンリミテッドは無料で読めるので読んでみました。その名も「富を築く技術」。おお、ストレートなテーマ!ビジネスのシンプルで重要なマインドを説く1冊でした。

富を築く技術

富を築く技術

 

ラ・ラ・ランドももう一度観たくなるのよ

ラ・ラ・ランドの音楽チームがこの作品の楽曲を作ったということで、なるほど納得。この映画の曲もすごくよかったんですよね。もちろん作品そのものも大好きです。いやあ、2017、2018年と素晴らしい音楽映画に出会えました。この2作品で人生しばらく戦っていけそうなんじゃなかろうか。 

ラ・ラ・ランドのストーリーは男性視点で見るとちょっとほろにがーい要素もまぶされているのですが、このちょっとビターな感じがなんとも言えません。ちょっと「秒速5センチメートル」的なね。あるいはニュー・シネマ・パラダイスを思い出します。

グレイテスト・ショーマン、3月末の時点でまだまだ公開中のようですので、未見の方はぜひ。おすすめですよ。