レノボのミニPC「ThinkCentre M75q-1 Tiny」をメモリ32GB、SSD1TB×2枚構成にアップグレードした
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ThinkCentre M75q-1 Tinyのアップグレード
1年ちょっと前に激安ハイコスパPCであるレノボのThinkCentre M75q-1 Tinyを購入したのですが、PC活用機会が増えてきたので自力でアップグレードすることにしました。下記、覚書的に記載。
やったこと
・メモリ増設(8GB1枚構成→16GB×2枚の32GBへ)
・SSD換装+追加(128GB1枚構成→1TB×2の2TBへ)
SSD換装についてはやったことがなかったので、下記の記事を参考にさせていただきました。
ThinkCentre M75q-1 TinyのSSD(システムドライブ)を大容量のものに換装 – FOXISM
アップグレードのために購入したもの
メモリ
CFD販売 Crucial by Micron ノートPC用メモリ DDR4-2666 (PC4-21300) 16GB×1枚 260pin SO-DIMM 無期限保証 相性保証 D4N2666CM-16GRを を2枚。約12000円。
SSD(OS用)
Western Digital ウエスタンデジタル 内蔵SSD 1TB WD Black SN770 ゲーム向け PCIe Gen4 M.2-2280 NVMe WDS100T3X0E-EC【国内正規代理店品】を1つ
SSDに関しては同容量でもっと価格の安いものもあったのですが、各種ベンチマークの評価・レビューを見てこれが一番体感的に良さそうなのと、後述するSSDクローン作成についても問題なくいけそうだなということで選択しました。約11600円。
SSD(データ用)
クルーシャルのSSD。メモリと同じメーカーのものを選んでみたという感じです。約8500円。まあしかしM.2にせよSATAにせよ、この円安状況のなかでSSDけっこう値下がりしてきましたね。値ごろ感がすごくあります。
特にこだわりはなかったのですが、UGREENの製品は以前買ったことがあって問題なかったでまあこれでいいかな、という感じです。USB-Cのケーブルも付属していたのでこれ買えば一式揃っているというのも手っ取り早かった。約2600円。
ここまでで合計約31000円。PCの購入価格にわりと近いくらいになってしまいましたが、総額としても7万円以下でメモリ32GB、SSD2TBのPCができたので満足してます。
クローンSSDの作成がちょっと悩んだがAcronis True Imageで解決
で、換装前のOSが入っている元のSSDを新SSDにクローンでデータを移さないといけないのですが、(リカバリメディアは一応作成してましたが、腰を据えて元の環境に戻すためにじっくりやる時間はなかったので、今回は再インストールではなくクローンに挑戦することにしました)クローン作成ソフトについてあまり事前に調べていなかったのです。
で、フリーソフトだとなかなか難しそうというのと、Western Digital のSSDの場合はAcronis® True Image™ WD Editionというクローン作成ツールが無料で使えるということで、それをチョイスしました。普通にメニューの指示通り進めたところ、全く問題なくクローン作成、起動に成功しました。ありがたい。
こういうデュプリケーターというんですかね、まるごとコピーするための機械を使うとそれでもクローン作成はできるんですが、この場合M2規格をSATAに変換するための変換アダプタもまた別途必要になるので、今回はパスしました。
ベンチマーク結果
下記のスクリーンショット参照ください。換装前のドライブのデータは取るの忘れてしまってたのですが、結果には満足してます。ランダムアクセスも相当早いですね。
[Read]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 3657.085 MB/s [ 3487.7 IOPS] < 2291.58 us>
SEQ 128KiB (Q= 32, T= 1): 3666.752 MB/s [ 27975.1 IOPS] < 1140.99 us>
RND 4KiB (Q= 32, T=16): 1194.210 MB/s [ 291555.2 IOPS] < 1693.67 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 55.485 MB/s [ 13546.1 IOPS] < 73.54 us>
[Write]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 3222.915 MB/s [ 3073.6 IOPS] < 2585.50 us>
SEQ 128KiB (Q= 32, T= 1): 3238.265 MB/s [ 24706.0 IOPS] < 1290.60 us>
RND 4KiB (Q= 32, T=16): 515.523 MB/s [ 125860.1 IOPS] < 3922.89 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 87.847 MB/s [ 21447.0 IOPS] < 46.29 us>
SSD(データ用)
やはりデータ用(SATA接続のほう)は上記と比べるとかなり遅いですね。まあ、HDDよりは爆速ですしストレージ用なので問題ありません。こちらに関してはメーカーとコスパ重視で選んだ感じですね。
[Read]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 488.742 MB/s [ 466.1 IOPS] < 17122.28 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 479.643 MB/s [ 457.4 IOPS] < 2184.29 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 165.698 MB/s [ 40453.6 IOPS] < 765.75 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 33.203 MB/s [ 8106.2 IOPS] < 123.00 us>
[Write]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 492.627 MB/s [ 469.8 IOPS] < 16967.13 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 466.257 MB/s [ 444.7 IOPS] < 2246.60 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 115.669 MB/s [ 28239.5 IOPS] < 1128.17 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 58.915 MB/s [ 14383.5 IOPS] < 69.05 us>
以上、アップグレードの記録でした。
これで、このPCで今後数年は戦いたいところです。久しぶりにPCでゲームもやってみようかなと思えてきました。ああ、となるとディスプレイもパワーアップしたくなるなぁ…。