30代会社員・藤子の行った、買った、考えた!

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映画「おかあさんといっしょ はじめての大冒険」鑑賞!チャレンジが微妙な結果に…果たして2作目はあるのか?


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2018-09-17_12-53-12

こんにちは、藤子です。昨日、家族で映画「おかあさんといっしょ はじめての大冒険」を観てきました。子どもは映画館デビューになりました。上の写真はもらった特典ノートです。

eiga-okaasan.jp

初の映画化でけっこうチャレンジングな企画満載

おかあさんといっしょ初の映画化ということで、気になって家族3人で行ってきました。

梅田の映画館、日曜日の午前中の回で鑑賞。小さめのスクリーンで、客入りは多めに見積もって4割くらいかな?という印象。映画的に最低でも2人連れ、あるいは3人連れがメインとなるものなのにこの集客状況はちょっと大丈夫なのかと気になるところでした。公開2週間目で、これは厳しいのでは?というのが正直な印象です。NHKに制作費の回収がどの程度必達課題とされているのかわかりませんけど…。今回行った映画館で公開2週間目で平日は1日3回、土日は1日2回の上映回数なので、集客的に十分とは言えないだろうと思います。ランキングでも第1週の時点でトップ10圏外の状況ですし。

まずちょっと感覚的なところとして、ドラえもんなどは別として、僕はわりと幼い子ども向けの映画を観るのは本当に久しぶりで、「楽しみ方の文法」みたいなのを引き出しから出すのがちょっと戸惑いました。いや、本質はドラえもんと一緒だったんですけどね。

さて、今回の映画では、子どもへの配慮および口コミ誘引企画(?)として、以下の特徴がありました。

  • 照明が真っ暗にならない
  • 小さな音量で上映
  • 一緒に歌っておどろう
  • 大きな声で応援しよう
  • 撮影可能タイムがある

けっこうチャレンジングな試みだなあと思って鑑賞してたのですけども、結果的に抱いた感想は以下の通りです。

○ 照明が真っ暗にならない

→これは良いと思う。幼い子どもは映画館が真っ暗になると不安になって泣くのかどうかはまだうちでは未検証なので比較できませんが、親の顔が両隣に明るく見える状況なのは子どもも安心できたのではないかと思います。あとまあ、本編の映像自体が超絶クオリティというわけでもないので、高画質映像鑑賞欲求上の「真っ暗にしろよコラ!」という気持ちも特に沸かずです、ははは。

△ 小さな音量で上映

小さい音量とのことだったのですが、個人的にはそうでもないような気がしました。少なくともテレビで観るよりも格段に大きな音には間違いなく、子どももしばらくびっくりしてました。まあある程度は致し方ないと思いますが、公式サイトでウリにすると期待値高めすぎるのでは、という期待値のズレ。また、本編公開前のCMは普通に音量が大きかったのでそっちのほうも負担になったかもしれません。やるならCMも音量小さめが良かったなと…。

△ 一緒に歌っておどろう

→映画館という空間でこれを本気でやるのは難しかったのでは。歌う、手を振るくらいはできますが、「おどる」は厳しい。今回の映画で出てきた「しゅりけんにんじゃ」「ブンバ・ボーン!」などは、物理的におどるためのスペースがほとんどないっていう話になります。

通路側付近とか、ほんとに一部の空間のみおどることができるスペースはありますが、自分の座席の前の空間はあまり広いとは言えず、走り回ることもできないのでちょっと厳しいなという感想です。試みが悪いとは言いませんが、「体育館で上映して広いスペースでおどる」くらいの感じじゃないと、おどるのは難しいんじゃないかなあと。バツ寄りの△という評価です。

△ 大きな声で応援しよう

→アリはアリだが、場のノリとか周りの状況に左右されやすい。今回はほとんど応援はなかったのよね…。大人の絶叫応援上映とは全然違うと言えます。お兄さんたちと観客の掛け合いが上映開始早々であるのですが、劇場の子どもからのリターンはほとんどなかったので、なんかダダ滑りしてしまっていた感じでグヌヌとなりました。いや、ファミリーコンサートやスペシャルステージなら、おそらくこうなることはありえないんですよ。映画というフォーマットでこれは多分難しいんですよね。 

△ 撮影可能タイムがある

→エンドロール時に3回あったんですが、子どもはスクリーンに向かって観ているわけで、子どもと一緒に記念撮影というのは子どもを客席側にむかせないといけないわけで、それけっこう難しくないか?というところ。他のお客さんも同じような感じで、やむなく無理やり抱きかかえて反対向けになったり、スクリーンだけ撮影している人がちらほらいました。エンドロールの直前には、席に座ってね~と小林よしひさ(よしお兄さん)に促されるし、「結局何をどうさせたかったのかいまいち不明瞭」ということになります。

他に、これ以外に気になったところもあります。

なぜガラピコぷ~をいつもの実写ではなくアニメにしたのか?

→このアニメ化は需要があったんでしょうか。お客さんは「いつものやつ」が観たい(できれば「いつものやつのすごい版」)のに、そもそも違うもの出されても…といいう感じ。美味しいカレーが名物のお店が百貨店に企画出店、でも百貨店ではハヤシライスを出しますよ!と言われてもな、という。しかもチョロミーとムームーにいたっては実写よりカラーリングが薄く、「コレジャナイ」感もなきにしもあらず。

おそらく、実写では描けないスケール、躍動感(空を飛ぶなど)を表現したかったのでしょうが「う、うーん…」としか言えない。

それほどうれしみがなかった横山だいすけお兄さんの声優投入

いやこれは個人的な感想ですが、横山だいすけお兄さんがキーとなるゴムリというキャラクターの声優になっていましたが、それほどの必然性がないのと、それほどファンの盛り上げに役立ってなかったのでは、と。実際、集客の面でも結果が出ているし。

だいすけお兄さんに関して言えば、「かぞえてんぐ」は好きなんですけどね。しかし、だからといってかぞえてんぐがアニメになって出てきてもそれはそれで微妙なのでは、とも思う。

なお関根麻里の声優については案外なにも気にならなかった。関根麻里のことを普段全く意識してないからだろうか。

前半と後半でストーリー・構成が全くつながっていない

大まかに言うと前半がお兄さんたちの冒険、6分間の休憩を挟んで後半がガラピコぷ~のアニメ。前半と後半でストーリー上、全く関係、つながりがない。まあ、テレビでもあんまり関係はないけどさ…でもテレビだとお兄さんたちとガラピコたちの絡みはちょくちょくあるんだから、つなげたら良かったのではないかい。

余談だけど6分間の休憩のときに流れていた環境映像っぽい画は非常に良かった。さすがNHKやなと思った次第。

テレビやコンサートのノウハウが映画でうまく活用されていない

今回強く思ったのは、あれだけ本放送のテレビ版やコンサートでの実績やノウハウがあるにもかかわらず、うまく映画に活かされてないなというところだったんですよね。テレビやコンサートでは、圧倒的に子どもの特性や本質を掴んだ構成や展開をしているし、豊富な実績もある。

本作の本来の見込みで言えば、従来のコンサートに来るお客さんのほとんど+コンサートになかなか行けない、行く機会がないファンのほとんどが劇場に足を運んでもおかしくないはずなんですよ。しかもファミリーで。なのでけっこうな集客になるはずだった。

しかし、映画では制作に求められる文法が違うのか、いつものノウハウがあまりしっかり機能していなかったと思う。ガラピコぷ~のアニメ化は特にそうで、なぜ本放送でやってないこと=ノウハウや反応のフィードバックがないことをやってしまったんだよという気持ちでいっぱいです。

総じて、これ、ある程度早い段階で実際に子どもを入れてチェックしたらだいたい違和感があるところはフィードバックできたんじゃなかろうか?とも思うんですね(完成しちゃったプレミア試写会よりもっと前の段階で)。

いや、実際には一般的に完成前の映画を子どもにみせるというのは、まあ情報漏えいしたらダメなので難しいでしょう。しかし、なんかほんとに「勝てる見込みがけっこうあった戦いなのにツメが甘くて負けちゃったな」という感じでした。もったいないのよ。

ここは良かった

別にダメ出しをしたいわけでもないので良かったなというところも書きたいと思います。

空港の人がブンバ・ボーンに登場した

一般人が映画でブンバ・ボーンに登場。なんじゃこりゃって感じで面白かった。

満島真之介の好演

殿様良かったよ。演技が強くてインパクトがある。

いつもの曲・いつもの歌

結局「おなじみのアレ」がいいのよ。いくつかありましたけど、そこは外してないよ。

 

いいところ、よくなかったところなど、今回の結果で色々なことがマーケティングできたと思うし、個人的には第2作に大いに期待したい。しかし果たして2作目の制作にGOサインが出るのか?

なおスペシャルステージは安定の出来栄え

映画を観る前の週末に「おかあさんといっしょ スペシャルステージ2018」にも行ったのですが、こちらはやはり長年の実績、ノウハウの集積があって、完全に安心して非常に高いレベルで心から楽しめました。あれはさすがとしか言いようがないです。いや、ほんとにこんなに違いが出ちゃうんですねえ…。

映画はあと何週間公開されるのかわかりませんが、映画は集客状況的に厳しいことは確かですし、観る人はお早めに!

去年のスペシャルステージ。横山だいすけお兄さんの名キャラクター「かぞえてんぐ」が出てきたときに涙ぐむお母さんがたくさんいたとかいないとか。 「おとうさんといっしょ」のせいやは映像出演になっていたが、なんか別の劇と重複したらしい(キャプテン翼だとか)。

今年のファミリーコンサート。最後にでてきた、花田ゆういちろうではないシルエット仮面は一体誰がやってたんだ?と謎が残る少し不思議な作品。

個人的にかなり好きな曲。7月の月間の歌になってましてよく聴いてました。あつこお姉さんも動きがキレている。