パシフィック・リム: アップライジング鑑賞。アクションがトランスフォーマー感
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パシフィック・リムの続編「パシフィック・リム: アップライジング」を観てきました。公開3日目の午前中に鑑賞、平日ということもあって客入りは40人ほどかな。ちょっとネタバレあるかもしれない感想です。個人的にはこの手の作品に関してネタバレという概念がどの程度存在して適用されるべきなのかちょっとわかりにくいですが…ははは(Wikipediaで調べるとストーリーは最後まで網羅されておった)。↓写真は大阪ステーションシネマに置いてあったジプシー・アヴェンジャー。かっこいい。けど、もっと武骨なデザインでもよかったよなあ。
俺たちのイェーガーが再び!怪獣を!やっつける!
前作は観ておいたほうがより楽しめますが、観なくても楽しめます。話の流れとしては超大まかに言うと「怪獣来る!イェーガー頑張る!なんとか勝つ!」だ。それ以上でもそれ以下でもない。だが、それがいい。そのシンプルなプロットのなかに何をどれだけ詰め込むのか。そこが見どころでもある。色んなところでストーリー上のヘンテコポイントは指摘されているのだけど、まあ、それはそれとして楽しむのがいいのでは。
イェーガー同士の戦いはかなりトランスフォーマー感 ちょっと残念
僕が期待していたのはロボットVS怪獣の超重量戦だった。多くの人も基本ラインとしてそれは期待していたと思う。序盤~中盤、イェーガー同士のバトルがあるのだけど、走ったりジャンプしたりする。その動きがけっこう軽妙というか、重みがあんまり感じられなくて、これどこかで観たなーと思い出すと、ハリウッド映画版トランスフォーマーシリーズでした。
ぴょーんとジャンプしたり走ったり、アクションが軽やかなんですよね。こっちは鋼鉄の塊がガションガション、プシュープシューいいながらズンズン動く感じを期待していたのだけど、微妙にその重量感が薄かった。対怪獣戦ではもうちょっと持ち直したのだけど、ちょっと残念だったのであった。
これに関してはカメラアングルの問題もあるのかなと思う。前作では、下(にいる人間)から見上げたテイストで、イェーガーや怪獣の巨大感、圧倒感がビシバシ伝わってきたのだけど、本作ではカメラの位置取りが高く、引き気味で撮っているためそういった大きさ、重さの「どひゃーー!」というインパクトが弱まってしまっている。
誰が何をやっているのかが見やすくなった半面、そういった迫力が少なからず失われたのは、この映画に期待していた要素が欠けてしまったので非常に惜しいと思った。
量産型・無人機・乗っ取り・暴走!愛すべきお約束・この世界の人はアホなのか
怪獣を何とかするために、中国企業が無人のドローン・イェーガーを量産して対応しようとするのだけれど、紆余曲折あって全部役に立たなくなり暴走したりします。この展開の既視感!なんなの!
僕らはフィクションの世界、アニメや漫画の世界で何度も何度もこの手の経験をしているにも関わらず、現実では一切対策をしていないのであった。パシリムの世界には日本のロボットアニメはないのか!(笑)「怪獣」って名付けてるのに…。
他にも色々と日本のアニメなどでの「愛すべきお約束」的なシーンや展開が盛りだくさんで、ある意味ものすごく安心感を持って鑑賞できます。
それでもロボ対怪獣は面白いんや
上記のようなちょっと残念だったりお約束だったりするところは確かにありますが、それをもってなお余りある「複数のイェーガーVS複数の怪獣(後に合体!!)」は間違いなく燃えます。それぞれの武器や強みを駆使しながら怪獣と戦うシーンはやはり盛り上がるしたまらないものがある。
怪獣がしっかりとめちゃくちゃ強いのもいいですね。怪獣は未知の生物だけあって、どこが弱点とかわかりにくいし、攻撃してどこが効いているのかよくわからない。いかに戦うかという「How」の見せ場があって非常にいいです。
最後の最後は日本の〇〇頂上決戦!〇〇〇からスーパー突撃アタック!これは漫画か!という感じですがそういう映画や!という話です。
スコットランド・イーストウッドが良かった
クリント・イーストウッドの息子のスコットランド・イーストウッドが出演しているんですが、良いメンター的な役割を演じていてこれがなかなか良かった。主人公のジョン・ボイエガとコンビを組むのですが、いいコンビになっていて見心地良かったです。
資本投下による中国っぽいジャパンのあれこれ
中国企業がレジェンダリー・ピクチャーズを買収して中国資本がたくさん投入されているので?中国人俳優がたくさん出てきて、舞台も多くが中国だったり日本の描写もかなり中国っぽかったりします。資本主義が映画に及ぼす影響をたっぷりと堪能できるのも本作の特徴であります。でも死にまくってますけどね。死にっぷりはなかなかスゴイですが。
ポスターが総じてカッコよかった!
各イェーガーを描いたポスターがなかなかカッコよくていいなと思いました。これはちょっと部屋にも飾りたくなるな…。
2018年の春映画はラインナップが充実していてまだまだ楽しそうだよ
個人的に今年の3月、4月封切の映画はかなりいいラインナップだと思いますね。
4月27日 アヴェンジャーズ/インフィニティ・ウォー
こんなん、ある種の層からするとめっちゃ楽しみなラインナップじゃないですか。
他にもコナンにクレしん、ジュマンジ、ペンタゴン・ペーパーズ、リメンバー・ミーなども好調上映中。観られる限り楽しみたいところです。
- アーティスト: オリジナル・サウンドトラック(音楽:ロアン・バルフェ)
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2018/04/11
- メディア: CD
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メインテーマは例によって延々聴いていられる感じ。
Amazonビデオなら前作を今すぐ鑑賞できる。
前作は予算の関係で「雨・夜」のバトルシーンが多かったのが残念だった。本作は白昼堂々の大バトルだぜ!
トランスフォーマーってどんなんだったっけ?と思った人はこちらが2018年4月時点で最新作です。シリーズ全体がなんとなく似ているので順番が分かりにくいです、ははは。
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「でかい動物が迫力あるバトルをするのが観たいよお!」という方にはキングコング、大変おすすめです。詳しくは上記レビューにて。
「まだやってる春映画でこれおすすめってある!?」という方にはグレイテスト・ショーマンめっちゃおすすめです。もうすぐ終わりそうだけど、上映数少なくしながらも粘っている劇場がけっこう多いですよ。